時代の流れに合わせて、社葬の考え方も多様化しています。儀式的な葬儀ではなく、信仰をもたない人に向けた葬儀などがあるなか、社葬は大きく3つの種類に分けられます。

1. 社葬

社葬_生花祭壇

企業の代表者や創設者など、特別な功績を残した方が逝去された場合、全社を挙げて執り行うご葬儀です。企業として故人の徳を偲び、功績に感謝し、ご遺志を引き継ぐセレモニーでもあります。取引先はもちろん、地域や業種の団体など、会社や故人と関係のあった方が多方面から訪れるため、参列者が数百人以上になることもございます。

【費用負担・運営責任者】企業・団体
【特徴】企業・団体が主体となって執り行う公的な葬儀。社葬を本葬として個人葬は密葬にする場合と、社葬だけを行う場合があります。

2. 合同葬

セレミューズの合同葬故人が所属していた会社や団体の社葬(団体葬)と、ご遺族が行う一般葬を一緒に執り行います。どのようなご葬儀にするのか、社葬としての意向、そしてご遺族の意向、双方のお気持ちを合わせながら、短期間で関係各所へのご葬儀日程の告知や連絡が必要となります。企業とご遺族の協力があってこそ実現できるご葬儀です。

【費用負担・運営責任者】
ご遺族と企業
【特徴】ご遺族と企業や団体が合同で主催する葬儀。個人葬と社葬を別々に行わず1回で行います。

3. お別れ会・偲ぶ会

セレミューズのお別れ会・偲ぶ会ご遺族が行われたご葬儀のあとに、企業や団体が執り行う故人を偲ぶ会になります。四十九日に合わせて行われる場合が多く、ご葬儀よりも比較的準備の時間が持てるため、式典の有無といった形式や宗教にとらわれず故人の個性や趣味趣向に合わせた様々な企画も可能です。時間がある分、故人と関りがあった方や取引先への告知もれには十分な注意が必要です。

【費用負担・運営責任者】
企業・団体
【特徴】本葬のあと、故人と関係が深かった方々にお別れの場を設けます。宗教者を招かず宗教色や儀式性が薄かったり、焼香の代わりに献花を行ったりと自由なスタイルで行われます。

※上記3つの種類は、規模による違いではなく、葬儀費用はどなたが負担されるのか、また運営の責任者が誰になるのかによって変わります。

セレミューズの社葬会館事例